不動産担保ローン 知識コラム

不動産担保ローンで資金調達

2018年7月24日制作

土地や建物といった担保となる不動産を所有している方なら、「不動産担保ローン」も融資を受ける方法として有力な選択肢になるでしょう。不動産を担保に融資を受けることから、無担保のビジネスローンと比較して金利が低いというメリットがあります。銀行融資と違って、借り入れた資金を様々な用途で柔軟に活用できることもメリットのひとつです。

目次

不動産担保ローンとは

不動産を担保にした融資

不動産を担保に融資を受けるのが「不動産担保ローン」です。融資を受ける人の返済能力と担保となる不動産の価値によって異なりますが、無担保のビジネスローンと比較すると、低金利で多額の借入ができるという特徴があります。

事業資金として様々な用途に活用できる

不動産担保ローンで借り入れた資金は、事業目的の範囲であれば用途に制限はなく、必要に応じて様々な使い方ができます。こういった自由度の高さも不動産担保ローンの大きな特徴となっています。

住宅ローンとの違い

不動産を担保にしたローンと聞くと、真っ先に「住宅ローン」を思い浮かべる方は多いのではないでしょうか。「不動産担保ローン」と名称も似ているため、混同しがちですが、その内容は別物です。マイホームとなる住居を購入する時に用いるのが「住宅ローン」で、ローンを組んで購入する不動産そのものを担保にします。融資された資金はその物件の購入以外に使うことはできません。あくまでマイホームを購入するための融資ですので、資金を事業目的で使うことは認められません。一方、すでに所有している不動産を担保にすることが多い「不動産担保ローン」では、融資を受けた資金を、起業資金・開業資金、運転資金、資金繰り改善、不動産投資といった、様々な用途で使うことができます。

不動産担保ローンのメリット

無担保ローンより低金利なことが多い

金融機関にとっては、担保となる不動産があるので、いざという時の貸し倒れリスクが小さくなっています。担保となる不動産や借りる人の返済能力など、金利は複数の条件によって決まるものですが、一般的に、無担保のビジネスローンよりも低い利率で融資を受けることができるというメリットがあります。

無担保ローンよりも融資上限額が大きい

担保が求められない無担保ローンとの比較では、やはり担保となる不動産があることから、融資額は大きくなっています。融資額は借り手の返済能力と不動産の価値によって決まり、三井住友トラスト・ローン&ファイナンスの「不動産活用ローン」では融資額の上限が10億円となっている為、多額の資金調達も可能です。

銀行とは異なる取扱基準

銀行では返済能力と過去の事業実績を重視する傾向があるようですが、不動産担保ローンでは担保不動産の価値も考慮することから、事業実績がない方でも返済計画が明確であれば取扱いの対象となることが多いようです。

まとめ

無担保ローンと比較して、低い金利で多額の資金調達が可能となる「不動産担保ローン」。担保となる不動産を所有している方には、メリットの大きな資金調達方法のひとつだといえるでしょう。また、三井住友トラスト・ローン&ファイナンスの不動産担保型カードローン「L&Fカードローン」なら、必要な時に専用カードを用いてセブン銀行のATMから資金を引き出せるという柔軟性もあります。毎月のお支払いは利息分のみで、元金は資金繰りにあわせて自由に契約期間内に返済いただける「元金自由返済方式」となっています。